続 虚無爺の日記

21年間愛し続けた彼女に突然ふられたダメ親父が前を向き歩み始めた。

次の日。

勝手な恋 最後の恋 不倫な恋 15


次の日、昨年の今日
12月14日彼女から電話が鳴った。

18時過ぎ。

「頭が酷く痛いから、運転が怖いから、家まで電話でしゃべってて。」

僕は昨日の今日だから
ダメだよ未練が残るから
部下が仕事してるのに30分は話せないから
色んな意味で

「駄目だよ。残業だから。」と断った。


この時「うん」と答えてたらどうなっていたのかなぁ。

浮気で終わって最後まで僕は知らずに幸せだったのかなぁ。

それとも別れると言う結果は変わらなかったのかなぁ。


この時の彼女の気持ちを知りたい。

ただひとつ確かなのは、
浮気しててもこの一瞬だけは僕が必要だったという事。
それが彼女の自己満足でも。