続 虚無爺の日記

21年間愛し続けた彼女に突然ふられたダメ親父が前を向き歩み始めた。

2 哀れで悲しい。

勝手な恋 最後の恋 不倫な恋 3


可哀想だよ。
間男のために。
哀れで悲しい。
メールで済むのに。。。。


久しぶりに彼女の声を聞いた。
彼女の性格なら決して電話をかけないはず。

びっくりだ。

間男に電話をしろと言われたんだろう。

彼女だけなら「もういいよ。ほっとこ。」
だったと思う。

全く会話が噛み合わなかった。
隣で
こう言え、あー言えと指示を受けていたんだろうが
自分の意思ではないから、言葉が出てこなかったり、会話が成立しない言葉だったり。

何を聞いても答えでない、
「もうキライ。」の連呼。
何のための電話?
「僕の事好き?」何て一言も聞いてないけど。
きっと、間男に聞かせたかったんだろう。
「キライ」を
1月のメールは
「もうすきじゃない。」だったから
バージョンアップしてる。
間男からの指示は
「はっきり言ってあげなきゃわかんないよこんな奴は。」位だったと思う。

唐突に「もう戻ることはないから。」と彼女は言った。

えー?
何時、僕が「戻って。」と言ったのか?
他の男に抱かれた彼女を受け入れるわけないじゃん。
これも間男に聞かせたい言葉だったんだろう。

そしてきっと
「もうお嫁さんになったよ。」を伝えたかったんだと思うけど、何故かその言葉を言わなかった。
間男をかばったんだと思う。
間男から俺の事は何一つ言うなと言われていたんだろう。

「プライバシーまで、」
これも彼女の言葉ではない。
彼女自身が発するなら「プライバシー」
何て言葉は使わない。
「何であんなことまで書くの。」位だろう。

僕からの予期しない言葉には、
長い沈黙。
紙に書かれる間男からの指示を待っていたのだろう。

「嫌いだから、鬱病になろうが知ったことではない。」
と言うことも言っていた。
文脈もなく。
わざわざいう言葉ではない。
言わされたんだろう。
鬱病は勝手になったんだから君のせいじゃないよ。
とか
病気になったことを君のせいにして嫌な奴とか。
洗脳されたんだと思う。

でも少しだけ寂しかった。
「嫌いだから」の前に「もう」
言葉が入らなかったこと。
「前は情があった。」が精一杯だったと思う。
「愛情」の愛は敢えて外してきた。


彼女の言葉かどうか定かではないが感情が入っていたと感じた言葉があった。
僕の事を「1月、2月本当に怖かった。」と言う言葉だった。
僕が真相追求した時だ。

これも、僕に聞かせると言うより隣にいる間男に聞かせたかったんだろう。
きっと1月、2月と僕に抱かれたこと、悦んでしまったことを間男から責め立てたられたんだろう。
僕に伝えると言うよりは
間男に伝えたかったと思う。
僕に抱かれたのは本意じゃない。
悦んだのも本意じゃない。
と。

何時か、
本当に彼女達の記憶から
僕がいなくなったとき
間男にとっては1月、2月は浮気された訳だから
重く心にのしかかってくると思う。
でも話したのは彼女だよ。
僕は内緒にしときなと言ったはず。


僕が「間男とは何時からなの?何時から浮気してたの?」と尋ねたとき
「間男ってだれ?」と聞いてきた。
この時も間男からの指示だったと思う。
彼女が聞く必要のないことだ。

それとももう結婚したから、
婚約したから、
そんな言い方しないでと彼女自身が思ったのか?
それは彼女の性格からあり得ない。
質問してその話題が膨れることをしないはず。
間男は何故知りたかったのか?
僕が、自分の事どこまで知っているのか知りたかったんだろう。
それとも何かに利用するのか?


自分が考えて
自分の意思でなく
裏で間男からの指示を受け、
彼女はきっと嫌な電話をさせられた。

それが洗脳なんだよと言いたい。

哀れで悲しかった。

恋のためならいいけど
ここまで間男に言いなりの彼女。
彼女の、間男を手放したくない気持ちが
哀れで可哀想に思えてしまった。
最後のチャンスとばかり
間男を必死に繋ぎ止めようとしているのなら。

ひょっとしたら
僕を救うため電話をしてくれたのかも。
間男の怒りを静めるため。
違うだろう。
彼女にはそんな複雑なことをできるはずがない。

彼女が僕の電話番号を覚えているはずもなく
間男の電話からかけてきたんだろう。
録音もしていたんだろう。
何かを録音したかったんだろう。
これで終わればいいが
何かあれば
これ以上は俺も黙っていない。
お互い様か。


ただいつかの時のためこれを残しておこう。

嫌、このblog を立ち上げたこと事態
まだ未練があるかも。